引越し先の住所が決まり、ホッとしたのも束の間。
次は忘れてはならないライフライン手続きです。
この作業は苦手な方も多いようです。
毎日の生活に欠かせないサービスなので、引越しをしたらすぐに使えるように準備したい。
けど、具体的なことがよくわからない人も多いのではないでしょうか?
まいさん手続きは「いつから?」
「いつまで?」
「どこに連絡すればいいの?」



いつまでにやればいいのかそれぞれです
時間がかかるものから手続きしましょう
この記事でわかること
- 手続きを効率よくするコツ
- ネット・ガスなど立ち会いが必要な手続きの進め方
- 電気・水道などを効率よく済ませるタイミング
この記事では、電気・ガス・水道・ネットの手続き順番やタイミングをわかりやすくまとめました。
引越し準備は、やらなければいけないことがありすぎて頭の中がパンパンになってしまいがち。
やることを見える化すれば、落ち着いて作業がすすめられます。
全体像はこちらの記事を参考にしてくださいね。





ライフラインが整っていると
新生活が快適なものになりますよ
引越しのライフライン手続きは「順番」が大事


最初にライフライン手続きの全体像を簡単に見ておきましょう。
ガス、水道、電気、インターネット回線の主な「停止(解約)」「開始(契約)」タイミングをまとめてみました。
スマホでは表を横にスライドして、チェックを入れながら確認できます。
| ライフライン | 停止(解約)手続き時期 | 開始(契約)手続き時期 | 立ち会い | 手続き方法 |
|---|---|---|---|---|
| インターネット回線 | 引越しの2〜3週間前に | 引越しの2〜3週間前に (工事あり) |
あり (工事時) |
Web申込 |
| ガス | 1週間前までに | 1週間前までに | あり (開栓時) |
Web・電話 |
| 電気 | 5日前までに | 5日前までに | なし | Web・電話 |
| 水道 | 5日前までに | 5日前までに | なし (自治体による) |
Web・電話 |
手続きの期間には多少の差がありますが、停止(解約)と開始(契約)は同時に進められるものが多いです。
ここから、手続きをスムーズに進めるための3つのポイントをお話しますね。
手続きの順番を意識するとスムーズ
ライフラインごとに申し込み時期が異なるため、 「どれから先に手続きするか」を意識することが大切です。
工事や立ち会いが必要な
・ネット回線
・ガス
こちらを早めにするとスムーズ
その他の電気・水道はその後で行っても間に合います。
解約と開始を同時に進めて効率アップ・ミス防止
一方で、停止(解約)と開始(契約)は、 ほぼ同じ時期に進めることができます。
引越し準備では「停止(解約)」と「開始(契約)」を同時に進めてOK。
順番は
停止(解約)→開始(契約)
この流れがスムーズ
解約日は「退去日」にあわせましょう
解約を退去日に合わせるのは、最後にやることが多いからです。
手続きを考えるときに大事なのは、解約日・停止日は「退去日」に合わせるのが基本です。
そこから逆算して、解約手続きが間に合うようスケジューリングを組みます。
ライフライン手続きの全体像を把握しましょう。
【電気】
・掃除をする際に掃除機を使う
・最後まで照明が必要
【ガス・水道】
・洗い物が出る場合はお湯を使う
少しでも作業をシンプルにしたほうが抜けもれが少なくなります。
そのために、ライフラインの手続きはそれぞれの項目ごとに分け、一度で完結するようにしましょう。



例えば、電気なら「停止日」と
「開通」を同時におこないます



停止日ですが
退去後の方が安心じゃない?



停止日を退去日より後にすると
退去後の使用分まで請求されて
しまうおそれがりますよ!
そのため、「退去日=ライフライン停止日」として設定するのが最も確実です。
ガスなど立ち会いが必要な場合は、退去日当日の午前中を予約しておくと安心です
最優先はネット回線とガス


ライフライン手続きの中でも、特に早めに動きたいのが「ネット回線」と「ガス」です。
どちらも開通や立ち会いに時間がかかるため、優先順位を上げて準備しましょう。
ネット回線の手続きはできるだけはやく
引越しが決まったらすぐネット回線の申し込みをすることをおすすめします。
開通まで2〜3週間かかることがあるため、
余裕をもって手続きをするには、新居の住所が決まったらすぐに取りかかりたいですね。
契約内容を確認しましょう
引っ越し時は「移転」か「解約+新規契約」どちらになるかを見極めるのが最初のステップです。
自分の回線はどれに当てはまっていますか?
・フレッツ光/光コラボ
(ドコモ光・ソフトバンク光など)
・ NURO光/auひかり/コミュファ光など
独自回線
・マンション共用タイプ(VDSL/光配線)
・ケーブルテレビ(J:COMなど
新居が同じ回線に対応していれば「移転」
対応していなければ「解約+新規契約」となります。
以下でそれぞれの手続きを簡単に見ていきましょう。



プロバイダー契約も
忘れずに確認!
インターネットは「回線(光ファイバーなど)」と「プロバイダー(接続サービス)」の2つで成り立っています。
フレッツ光など一部の回線では、プロバイダーを別契約している場合があります。
新居で同じ回線を使えるかどうか確認する際に、プロバイダー契約も引き継げるか併せて確認しましょう。
ネット回線を移転する場合
今の住まいと同じ回線が使える場合は、移転手続きを取ります。
その手順は次のとおりです。
引越し日と新住所を伝える。
光コンセントの有無、工事の必要性など。
入居日以降の立会日を調整。
移転手続きをスムーズに行えるように次のものを準備しておきましょう。
【連絡時に必要なもの】
・契約者氏名・契約ID
(マイページや明細で確認)
・現住所・新住所
・引越し日(立会日調整のため)
・登録している電話番号やメールアドレス



賃貸の場合、工事内容によっては
大家さん・管理会社の許可が
必要になります



例えばどんな工事ですか?



壁に小さな穴を開けるケースがあります
ネット回線工事について、詳しい記事は、後ほどアップしますね。
ネット回線を解約+新規契約する場合
新居がエリア対象外だった場合は、 現在お使いの回線業者に「解約連絡」をします。
例:フレッツ光系、NURO光、ドコモ光、auひかり、J:COMなど。
無断での穴あけはNG。
解約、新規契約には次のものを準備しておくとスムーズです。
【連絡時に必要なもの】
・契約者情報(氏名・電話番号など)
・契約ID(またはお客様番号)
・解約希望日/引越し日
・機器返却先住所(業者から案内あり)
回線撤去は、賃貸では撤去しないケースが多いです。



そうなんですね。安心しました。
でもどうして?



次の入居者も使えるように
そのまま残しておくことが多いそうですよ
NURO光やauひかりなどの独自回線では、解約時に回線撤去が必要になることもあります。
賃貸の場合は、管理会社から「原状回復」を求められるケースもあるため、確認しておくと安心です。



解約するとモデムを
返す場合もあるので
回線業者に確認をとりましょう
新居での新規契約は申し込みから開通まで2〜3週間かかることもあります。
早めの申し込みをすることをおすすめします。
また、新居で立ち会い工事が必要かどうか回線業者からお話があります。
タイプ別に見ていきましょう。
立ち会いが必要なケース
「光回線を引き込むタイプ」
例:
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- NURO光
さらに戸建てや、光回線未導入のマンションです。
- 屋外から光ケーブルを引き込む
- 室内にコンセントを設置する必要がある
この場合は、作業員が入るので立ち会いが必要になります。
作業時間は目安:1〜2時間
希望日予約制が多いです。
立ち会いが不要なケース
「光コンセントあり」や「フレッツ光導入済みマンション」など
- モデムを自分で接続するだけで開通
- モバイルWi-Fi
- ホームルーター(SoftBank Airなど)
自分がどちらのケースか見てくださいね。
- 賃貸の場合は、工事内容によって大家さんへの許可が必要
- ネット回線は2〜3週間前の申し込みが安心。
- 立ち会い工事が必要な場合は、早めに予定を調整
ガスの解約と開栓は立ち会いが必要
ネットの次は、毎日の生活に欠かせない「ガス」の手続きです。
ガスは立ち会いが必要なケースが多いため、早めの申し込みがポイント。
入居日の1週間前までに予約しておくと安心です。
作業員が元栓を閉めてメーターを確認するため、退去日当日に立ち会うのが一般的です。
引越し日は掃除にお湯を使うこともあるので退去当日に設定しておくとよいですね。
開始手続きは、週間前までに予約するケースが多いです。
都市ガス、プロパンで連絡先が違うため、不動産会社に確認をしてみてください。



ガスの種類が異なる時は
新居で使えるガスコンロが
使えなくなるときもあります



都市ガスにはプロパンガスの
コンロは使えないですもんね



我が家は都市ガスコンロと
プロパンガスコンロ2台あります
- 都市ガスとプロパンで連絡先が異なるので確認を忘れずに。
- ガスの開栓時には立ち会いが必要。
- 解約・開始は1週間前までに連絡がベスト。
電気・水道の解約と開始はネットで完了


電気の停止・開始手続きは電話またはWebで行える
電気の手続きは
- Web申し込みができる
- 土日祝日ができる(Webから)
ただし、実際の開通や停止の処理は平日対応になる場合が多いため
退去・入居の5日前までに申し込みを済ませておくのが安心です。
今のお住いの解約・新居の開始を同時に申し込みができます。
「引越し日(退去日)に使用停止をしたい」と伝える。
(口座引き落としや請求書で清算)
今の会社を「継続」する or 「乗り換える(新電力会社に変える)」
新住所・契約者名・開始日を入力(5分ほど)
(多くは立ち会い不要)



私は契約後はすぐにお客様番号を契約専用のファイルに控えています。
転勤族は急な引越しが多いため、契約専用ファイルを作っておくと便利です
今は「選べる時代」になりましたが、引越し時は基本の流れは同じです。
- 契約中の会社が新居対応しているか確認
- 立ち会い不要で、Web申込みが簡単
- 5日前までに連絡しておくと安心
水道は立ち会い不要!停止・開始をWebで申請
水道局の手続きは、自治体ごとに異なります。
- Webサイトで手続きできるところが多い
- 停止・開始を申請ができる
引越しの1週間前までに手続きを済ませておくのが安心です。
「引越し日(退去日)に使用停止をしたい」と伝える。
支払い方法の確認もしておきましょう
入居日(引越し日)を伝える。
ブレーカー近く・玄関外のメーターボックス内で「開」にすればOK。
退去日・使用開始日を指定するだけで完了できるので簡単に手続きできます。



新居が賃貸の場合は、入居時に大家さんや管理会社が代行してくれているケースもあるので、事前に確認をするといいですよ
- 停止・開始ともに5日前までの申込みが目安
- 水道の手続きは各自治体の水道局で行う
- Web申請できる地域が多い
【まとめ】快適な新生活は、ライフライン手続きを順番に進めれば大丈夫


転勤で引越す時は、時間があまりません。
ライフラインの順番を意識し手続きを行うと新居生活ではすぐに快適なスタートがきれます。
そのためには
- 時間のかかるものから手続きしましょう
- ネット回線→ガス→電気→水道から手続きすると効率的
この手順で行えば、新居生活は快適に過ごせます。
引越しで疲れた当日、明るい照明の下、たっぷりの湯船に使って疲れた体を癒やすことができます。
焦らず順番に進めれば大丈夫です。
ライフラインのチェック表を作ったので、ぜひ活用してくださいね。
快適な新居生活を送ってくださいね。
スマホでは表を横にスライドして、チェックを入れながら確認できます。
| ✅ | ライフライン | 手続き内容 | 必要な連絡先 | 立ち会い | 目安時期 |
|---|---|---|---|---|---|
| インターネット回線 | 移転手続き or 解約+新規契約 |
回線事業者 プロバイダ |
場合により必要 | 2〜3週間前 | |
| ガス | 停止 開始手続き (要立ち会い) |
ガス会社 (都市ガス プロパン) |
必要 | 1週間前 | |
| 電気 | 使用停止 開始の申込み |
電力会社 (契約中 新居エリア) |
不要 | 5日前 | |
| 水道 | 使用停止 開始の申込み |
各市区町村の水道局 | 不要 | 5日前 |
その他、住所変更に伴う転居届の記事もあります。
こちらも参考にどうぞ。





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