引越しが決まると、退去前に掃除をしなければりませんよね。
そこで、「どこまでやればいいのか」悩む方は多いです。
まいさん全部きれいにしないと
敷金が返ってこないのではと不安です



私も同じことを思ってました
しかし、短時間で全部の掃除は
難しいですよね
退去掃除は、敷金に影響する場所だけで大丈夫です。
私も転勤族として何度も引越しを経験していますが、 退去時に見られるポイントは毎回ほぼ同じでした。
その経験から、同じく退去前の掃除に悩んでいる人に情報をシェアします。
この記事でわかること
忙しい引越し前でも迷わず掃除に取りかかれるよう、すぐ実践できる判断基準を★で評価しました。
忙しい方は、まず★★★の場所だけでも押さえておけば大丈夫です。


敷金に影響する退去掃除の判断基準は「落とせる汚れかどうか」


敷金に影響する退去掃除の判断基準は「落とせる汚れかどうか」 退去掃除で迷ったときの判断基準は、とてもシンプルです。
「落とせる汚れを放置していないかどうか」
これが、敷金精算の分かれ目になります。
普通に生活していて自然につく汚れや経年劣化は、借主が負担するものではありません。
しかし、市販の洗剤で落とせたはずの汚れを放置していると、手入れ不足と判断されることがあります。
迷ったら、次の2つで考えてみてください。
市販の洗剤で落とせる汚れ → OK
放置して固まった汚れ → 要注意
ただし、掃除を始める前に確認したいこと ここでひとつ大切なポイントがあります。
契約書に「クリーニング特約」はありますか?
たとえば、
・退去時にハウスクリーニング費用〇〇円を借主が負担する
・敷金はクリーニング費用に充当する
このような記載がある場合、 基本のクリーニング費用は契約内容に従って請求される可能性があります。
ですが、特約があっても「落とせる汚れを放置しない」ことは変わりません。



放置した汚れは、基本費用とは別に
追加で費用がかかることもあるからです。
落とせる汚れをそのままにしないこと。
これを意識しておけば、退去時のトラブルは防ぎやすくなります。



特約があったら
掃除しなくていと思いましたが
違うんですね



そうななんです
放置したせいで固まった汚れは
どちらにせよ集中して掃除しましょう
では、具体的にどんな場所のどんな汚れを落としたほうがよいのでしょうか。
退去掃除の同格ラインを詳しく説明します。
退去掃除の合格ラインは「落とせる汚れを放置していないか」
まずは、この図で「どこまでが自分の責任範囲か」という全体の考え方を確認しておきましょう。


立ち会い時に管理会社が確認するのは、「掃除をすれば落とせる汚れ」が残っていないかどうかです。
普通に生活していて自然に付く汚れや古さは、借主が負担する必要はありません。
一方で、掃除で落とせたはずの汚れを放置していると、手入れ不足と判断される可能性があります。
この「落とせる汚れかどうか」が、敷金精算の分かれ目になります。
※この記事の判断基準は、国土交通省が公表している
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をもとに整理しています。
公式資料は以下から確認できます。
(※制度や考え方を正確に知りたい方向け)
▶国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」
【場所別】ここまでやればOK・やらなくていい掃除ライン


こちらの図解は、実際の掃除で使える「合格ライン」を場所別にまとめました。
引越し前のチェックリストとして使ってください。
次に、優先順位の高い場所から、具体的な注意点を説明します。
浴室・洗面所【★★★】黒カビが残っていたらアウト
立ち会い時に管理会社が最も注目するのが、パッキンや目地の黒カビです。
黒い点々が目立つ状態だと掃除していないと判断されます。
【OK/NGの線引き】
OK:軽い水垢、鏡のくもり
→「これは使っていれば付く汚れですね」と見逃されることが多い
NG:黒カビ、ピンク汚れの放置
→「ここは掃除すれば取れましたよ」と指摘されやすい
カビ取り剤で黒カビを落とし、見た目に清潔な状態にしておけば合格ラインです。
キッチン【★★★】油のベタつきが残っていたらNG
立ち会い時に触られやすいのが、コンロ周りや壁のベタつきです。
触って指がペタつく状態だと掃除していないと判断されます。
【OK/NGの線引き】
OK:薄い油シミ、色の変化
→「使用による変色ですね」とスルーされることが多い
NG:触るとベタつく油汚れ
→「ここは拭けば取れましたよ」と指摘されやすい
換気扇について
油が垂れてくるようなひどい状態でなければ、内部まで分解して掃除する必要はありません。
表面の油汚れを落とし、カバーを外して手の届く範囲を拭いておけば十分です。
排水口【★★★】汚れやニオイが残っていたらアウト
排水口は、見た目とニオイの両方をチェックされやすい場所です。
髪の毛や汚れが溜まったままだと、掃除不足と判断されます。
【OK/NGの線引き】
OK:見た目が清潔でニオイなし
→「問題ありませんね」と確認だけで終わることが多い
NG:髪の毛が残っている、ニオイがする
→「ここは掃除してほしかったです」と指摘されやすい
ゴミを取り除き、ニオイがしない状態にしておけば問題ありません。
短時間でもよいので、必ず掃除しておきたいポイントです。
窓・床の軽い傷【★★☆】
窓の汚れや床の軽い傷は、立ち会い時に見られることはありますが、 使用感レベルであればスルーされがちです。
【OK/NGの線引き】
OK:手垢程度の窓の汚れ、日常使用による小傷
→「生活していれば付きますね」と問題にされないことが多い
NG:放置した結果の頑固な汚れ、明らかな破損
→「これは掃除不足ですね」と指摘される可能性がある
NG:引越し作業や家具移動でついた深いキズ
→キャスターを引きずった跡や、落下によるへこみは「不注意(過失)」とみなされることがあります
窓は軽く拭く程度、床は目立つ汚れだけ対応すれば十分です。
冷蔵庫裏・洗濯機裏【★☆☆】原則やらなくていい
冷蔵庫や洗濯機の裏は、原則として掃除しなくても問題にならない場所です。
動かさない限り見られず、立ち会いで指摘されることはほぼありません。
【OK/NGの線引き】
OK:通常のホコリ、電気ヤケ
→生活によるものとして、不問にされることがほとんどです。
NG:黒カビや床のシミが目立つ状態
→結露や水漏れを放置してできた黒カビ、腐食が進んだ床のシミなどは、「手入れ不足」として指摘されるケースがあります。
結露など、自分ではどうにもならない原因が考えられる場合は、早めに管理会社へ共有しておくと、手入れ不足と判断されにくくなります。
【やりすぎ注意】掃除しても敷金に影響しない例


退去掃除では、頑張っても敷金に影響しないケースがあります。代表的なのが以下のようなものです。
- 日焼けによる変色(壁紙、フローリング)
- 家具の設置跡(へこみ跡など)
- 軽度の画鋲の穴(ポスターを貼った程度)
これらは普通に生活していれば避けられないものとして扱われることが多く、掃除では解決できません。
影響しない部分に時間をかけるより、★★★の場所に集中することが大切です。
立ち会いで損しないための3つの行動


1.その場で修理費用や請求内容に同意しない
確認のためのサインは、金額まで納得したという意味ではありません。
「確認しました」という意味でのサインと、「金額に同意します」というサインは別物です。



サインをする前に
退去費用の同意書なのか
確認をとるといいですね
2.部屋の状態を必ず写真に残す
立ち会い時に、掃除後の部屋の状態を写真で記録しておきましょう。
後日トラブルになった際の証拠になります。



入居前の写真もあれば
更にいいです
初めからあった汚れキズと主張できます
3.請求内容は後日書面で確認する
その場で判断しないようにしましょう。
後日送られてくる書面を落ち着いて確認すれば、その場で焦って判断してしまうのを防げます。
内訳が書かれていない場合は、確認をしてみましょう。
やり取りは電話でなく、履歴が残るメールをおすすめします。
| チェック項目 | 見るポイント | 確認アクション |
|---|---|---|
| 明細 | 一式ではなく内訳があるか | 一式なら明細を請求 |
| 内容 | 洗浄か/修繕(塗装・交換)か | 修繕なら年数考慮が必要 |
| 負担割合 | 居住年数が考慮されているか | 減価償却を質問 |
| 施工範囲 | 一部か全面か | 面積・㎡数を見る |
修繕費が含まれている場合は、居住年数を考慮した金額になっているかを必ず確認しましょう。



口頭だと記憶があやふやに
メールやLINEなど履歴が残れば
冷静な判断もできますよ
【まとめ】退去掃除は★★★の場所を押さえれば十分


引越し前の退去掃除は、すべてを完璧にする必要はありません。
敷金に影響するポイントだけを押さえることで、無駄な手間や時間を減らせます。
退去前に意識したいのは、次の点です。
- ★★★の場所(浴室・キッチン・排水口)を優先して掃除する
- 掃除をすれば落とせた汚れを放置しない
- 日焼けや経年劣化など、落とせない汚れは気にしなくてOK
- 契約書に「クリーニング特約」がある場合は、軽い掃除で十分



やみくもに掃除を頑張るよりも
チェックされやすい場所に
集中することが
敷金トラブルを避ける近道です
まずは契約書を確認し、特約の有無をチェックしたうえで、この記事で紹介した判断基準に沿って掃除を進めてみてください。
引越し前の負担を減らし、安心して退去するための目安として役立ててもらえたら嬉しいです。
敷金の仕組みや、原状回復の判断基準、トラブルになりやすいケースについては、原状回復や敷金トラブルの考え方を下記の記事で詳しく解説しています。


「なぜこの掃除だけでいいのか」をしっかり理解したい方は、あわせて確認してください。
公式のチェックリストを確認したい方は、こちらから閲覧できます
▶国土交通省 入退去時チェックリスト(PDF)









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[…] こうした具体的な判断については、後ほど【【引越しの退去掃除はどこまで?】敷金が返る合格ラインを場所別に解説】で、図解と実例つきで詳しく解説しています。 […]